9月9日。誕生日。
予定は毎年、なにもない。
▼前回の思い出
誕生日当日
薄暗い夜空にネオンが映える飲み屋街、ポピー横丁。
入ってすぐ左の裏道を抜けると、フレンドが2人。
普段より静かなコンクリートの広場で、ひそひそ話をしていた。
「あ、0時3分だ」
ナンパ師のトナカイと、チャットボックスで話すリアルJKから「おめでと〜」とお祝いの言葉を貰った。
※ちなみにナンパ師のフレンド欄はほぼリアル女性で構成されている。女性成分を摂取したい時は彼のいる場所に行けばOK
「ありがとう、ありがとう!」と、両手のコントローラーをいつもより大きめに振ってみせる。
そこへ、フレンドになったばかりのお前ちゃんも登場。
さらに祝ってくれて、素直に嬉しかった。
口が悪くないモードの彼女は、まるでVtuberみたいに声がかわいいオモシロ美少女だ。
ここ数年、Twitterでは誕生日を報告していない。
プロフィール欄の誕生日もずっと非表示のまま。
「個人的なことで目立ちたくない」とか、
「不特定多数からお祝いをもらうのはちょっと気後れする」とか。
そんな理由で避けていたけれど、こうして対面(バーチャルの姿だけど)で、
少人数からささやかに祝ってもらうのは、自分に合っている気がする。

気づけばスマホの通知も溜まっていた。
リアル友人からはお肉とお肉。
会社の子からはお肉とお酒。
フレンドからはお祝いメッセージと、Discordアイコンのデコレーション。
お肉でデッキが作れてしまいそうだ。
みんな、ありがとう!!
この後、遠くで弾き語りしていた黒猫が真横にきてベンベケベンと三味線を奏でだした。
いやいや近い近い!
少し離れた場所から聴こえてくるのが趣があっていいと思うんだ。
誕生日おわった
仕事でげっそりしてログイン。
ひとまず日英交流ワールドに向かった。
1人で立ち尽くしている海外の人に声を掛ける。
「俺は太ってるから日本に行って相撲レスラーになるんだ!」
おう、応援してるぞ!
「俺は強い!ツヨイ!」
ちょっと全体的に狂気を感じたので距離を取った。
色黒のナルトのアバターが更にその狂気を加速させる。
「ぽいぽい!Hey!ぽいぽい!」と後をついてきてちょっとゾッとする。
そそくさとうどんせいばーのワールドへと逃げ込んだ。

ちんちんマジシャン略してちんマジとケモナーさんという最凶の下ネタコンビが揃ってしまった。
そして気付いたら日付が変わっていた。
2025年の誕生日。一緒にいたのはナンパ師と下ネタヒューマンでした。
「誕生日、終わった!」と時すでにお寿司な報告をしてみる。

「プレゼントあげる」

誕生日にぽこちん貰ったのは初めてだ。
ありがとう…?
ぽこちんだけクーリングオフできないだろうか。
本当にこの2人のフレンドになっても大丈夫だったのか?
PNGミュージアム6(展示物切り替え後)
下ネタの連続でメンタルがへにゃってきたので再び逃げ出した。
海外フレンズが集まっているワールドに合流してみる。
アラブ君、ドイツ君、スウェ五条君、他数名がアニメの吹き替え遊びをしていた。
何人かは離席しているようだ。
ドイツ君がまず気付いて「やっほーぽいさーん」と日本語で挨拶してくれた。優しい。
続いてスウェ五条君が近付いてきて「今収録中なんだ。英語ばかりで混乱しちゃうかも…」と心配してくれた。優しい。
このグループは優しさでできている。
このグループの海外フレンズの集まりからちょうど2か月。
あの日、自分が放出していたぼっち臭をスウェ五条君はしっかりと嗅ぎ取っていた。英語の聞き取り力はここ数ヶ月でちょっと上がった気がするけど、まだ不安があったのでこういった気遣いは心に染みる。
グループの中にはアメリカの女の子もいる。彼女は声がとても可愛くて癒される。学校なのか専門教室なのかは分からないが、日本語も学んでるらしい。
時間があったらあとで遊ぼう、と約束してその場を離れた。

展示内容が変わったPNG6展に再訪。
かわいいかわいいシケモクくんの作者さんも展示していた。

Spring of dreams ⁄ 몽환의 봄
野原、電車、廃電車なワールド。

電車の音、陽光、空気がおいしい。
ここでスウェ五条君が入ってきてしばしの撮影タイム。

「鼻触ってみて。あ、いいね。撮るよ」
野原を彷徨うタバコの妖精、という設定だろうか。
それはもう自然の中にポイ捨てされた吸い殻と同義。

いつの間に撮ってたんだろう。いい雰囲気に見える。
この時は確か「釣りワールドにゴミの魚を集める要素が追加されたよ!ウンチとか手に入るよ!私はゴミ魚を集めねばならぬ!」と話していた。
そして「ぽいぽい、君は釣り中毒だ。やりすぎ。もう十分だよ」と諭された。
そんなぁ。
あと、お祝いの言葉もくれた。
誕生日は数時間前に終わってしまったよ。
「スウェーデンではまだ君の誕生日だから。おめでとう〜」
サマータイムだとスウェーデンは日本の7時間前。日本の真夜中は向こうの前日の夕方だ。そっかぁ。
ありがとう。
話し始めて10分くらいで、ドイツ君から招待の通知がきた。
行きついた先は、競馬場のワールド。
海外フレンズたちがどこかのウマのどこかの娘っぽい姿になっている。
コーナーで体力を回復しながら緑広がる空間をみんなで走り抜けた。
※写真を貰ったけどちょっとここには載せられない気がする。
この日初めて、ドイツ君に「君は喋るのがちょっと早すぎる。もう少しゆっくり頼む」と伝えることができた。お国柄なのか性格なのか、彼は物事をハッキリと言うタイプだったので逆に自分がハッキリと言っても大丈夫かもしれない、と気付いてのことだった。
「ハッハー、仕方ない。私は早口なんだ」
と笑いながらも、彼はゆっくりとウマの性能とスキルのシステムを説明してくれた。
この日初めて、みんなとちゃんと交流ができた。
プロフィールに「ニコチン中毒です」なんて書いてる日本人を仲間に入れてくれて、感謝。
壊れた未来の大聖堂、信仰の証 – Cathedral of the Broken Future‚ Evidence of Faith
競馬場でのレースも落ち着いて、端っこのほうで立ち尽くしていると「ぽいぽい、他のワールド行きたい?」とスウェ五条君が近付いてきた。
今から、いいんですかい!

ハイグラフィックな大聖堂と広がる花畑。ちょっとFF7を思い出した。

教卓に朽ちゆく女神像。

なんでなんでエフェクトなんでぇ!?
うみべ
夕日と海、コテージなワールド。

サンセット、好き。
プールにも入れて高級リゾート気分を満喫できる。

「ねぇ、抱き上げてー」
宙に浮いた綾波に手を添える。
なんだ、これ…
抱っこして:Pick me up!(ピック ミー アップ)
おわり!
▼次回の思い出
コメント