夏ごろに音信不通となり
今月戻ってきたVRChatの友達、
ロシアのロシアン。
そんな彼とは今後、
偶然出会ったときを除いて
一緒には遊ばないことになった。
ことの発端
ロシアンがVRヘッドセットになって以来、
別れ際にみんなとグータッチをする。

自分もそこに混ざろうとすると、毎回拒否された。
「ぽいぽい、ダメだ。
グータッチは男だけのものだ。
女はダメ。」
彼の文化的には
・女性とのハグとキスはOK
・女生とのグータッチと握手は不適切
とのこと。
これにはかなり衝撃を受けた。
その場の雰囲気より文化優先なのか。
仲間外れなんて寂しいんですけど!!
過去の行為を振り返る
彼がついにVRヘッドセットを手に入れた日、
ハグに加えキスを求めてきた。
ロシアンと出会ってまだ日が浅い頃、
彼はロケットの模型を股間にあてて
「お~ぽいぽい、触って~」と言われ
「きもっ」と返した
5回以上しつこく言われて、
彼はその場から動こうとしない。
「触って」の言い方が段々と強くなってきた。
恐怖心とストレス値がMAXになって、
仕方なくぽこちん(ロケット)を触った。
「あぁ~っ^^」という喜びの声が
しばらく耳にこびり付いて離れなかった。
きもちわるい。
近くでその様子を見ていた他のフレンドはドン引きしていた。
文化とは
ぽこちん(仮)に触れたりキスはOKで
グータッチがダメな文化ってなんだ?
「プールで全裸はOKだけど水着はダメです」
と言われるくらいの超絶逆転現象だ。
GoogleもChatGPTもGeminiも
「ダメ」という明確な答えはくれなかった。
ただのマイルールを文化でふわっと包んだだけなのではないか?
「文化」の思想が強すぎて、
排斥される側の感情は想像できないのだろう。
一貫性に欠いた境界線
セクハラは容認して都合よく文化を持ち出す
男女差意識の強いマインド
理不尽な疎外感
どうにも容認し難い。
度し難い。
もやもやする。
最後の問い
このままだと色々と擦り減りそうだったので、
ロシアンに最後の選択を委ねた。
「君の文化を尊重したい気持ちはある。
だが君と会う度にこうなるとストレスだ。
これからも君が文化を貫くのなら、
私はストレスを溜めない為にも
君と会うことを避けようと思う。
どう思う?」
そしてロシアンは、文化を選んだ。
「こいつめんどくせ」
となり撤退しただけかもしれない。
友達ではなく、グータッチを選んだ。
最初から友達ですらなかったのかもしれない。
対等な仲間ではなく、
ただの女カテゴリに入っていたのかもしれない。
自分、愛玩具とちゃうぞ
正直ほっとした。
これでもう誘われることはないだろう。
自分から人に対してここまで言うのはここ10年で2回目だ。
最近はメンタルゲージとともに温情ゲージの上限値が下がっている。
今までの積み重ねもあり、一気に温情ゲージが底を尽きたらしい。
他のフレンドに対する行為を振り返る
結局この件は最後のトリガーとなっただけに過ぎない。
最後の問いから数時間遡る。
釣りをしているとスウェーデンのスウェ五条君が来て、
アラブ君とロシアンがいるワールドに一緒に移動した。
すると、アラブ君が悲痛な声をあげた。
「ぽいやぁ!!
あぁぁぁああ!!!!
俺は!
彼女はいらないって!
何回も!言っただのに!!
ロシアンが!!
3時間も!!!
俺の彼女探しに連れ回shiaradaadadayo~!!」
ほぼ完ぺきだった日本語が最後の最後で崩れてしまった。
アラブ君、お可哀そうに。
この世界で彼女を探しても、
同じ国を引き当てないと関係は続かないだろうに。
やめてと言ってもやめないのがロシアンだ。
しばらくのあいだ、2人の怒声が響いていた。
ロシアンはアラブ君のことを「臆病者」と罵っていた。
「あ~、君は見ない方がいい」
とスウェ五条君が自分の視界を手で塞いだ。
耳。塞ぐなら耳だよ。
2人がこんなに声を荒げているのは初めてのことだったので、
ガチなのか喧嘩ごっこなのか分からない。
これはジョークか?喧嘩ごっこか?
とスウェ五条君に聞くと、
「分からない」とのこと。
うーむ。
少なくとも、アラブ君が抱いたストレスは事実だろう。
例え冗談であったとしても、
脳が受けるダメージは本物である。
科学的根拠のあるこの話は、
以前スウェ五条君が教えてくれたことだ。
少し前にも、
ロシアンがスウェ五条君に対して似たようなことをしていた。
罵りの言葉まで飛び出ていた。
自分は釣りに気を取られていて、気付くのが遅れた。
「その話はしたくない」とスウェ五条君が訴えてもロシアンは話を続けた。
途中からスウェ五条君が気まずそうな雰囲気になっていた。
自分からも「その話はもうやめろ」と言うのが遅すぎた。
スウェ五条君はログアウトしてしまった。
そしてスウェ五条君はトラウマを刺激されたストレスで、
2日ほどVRChatにログインできなくなった。
なにしてくれてんだこいつ。
我慢ならず、
「お前の思想を押し付けるなクズが!
二度とあんな話するなクソが!
人を傷つけてお前は楽しいのか!?
謝れ!スウェ五条君に謝れ!
(本文はもっとロシアンに寄り添った丁寧な言葉)」
とロシアンにメッセージを送った。
この時点でロシアンからすれば自分は
「こいつめんどくせ」カテゴリに入ったことだろう。
自分でもどうかと思う。
これは本人たちで解決すべき問題だ。
スウェ五条君はまだ高校生、ロシアンと自分は30代。
立場・年齢差による暴力が全くないとも言い切れず、つい不要な介入をした。
モンスターペアレントみたいなムーブをしてしまった。
自分みたいなのがいつかサークルクラッシャーになるのではないかと恐れている。
まだクラッシュさせたことはない。
クラッシュの予兆が見えると自分が先に消えるから。
余計なお世話すぎてしばらく落ち込んだ。
後日2人は境界線を話し合い和解したようだ。
けれど、スウェ五条君の心の奥底の傷は残ったままだろう。
立て続けに友人が2人も傷付いて、
この時点でだいぶキレそうになっていた。
自分のことよりも怒りのボルテージが上がっていた気がする。
アラブ君とのワチャワチャの後
ロシアンと2人になった時、彼は呟いた。
「俺はみんなの彼女探してあげてるのに
みんなは俺の彼女探してくれない」
積極的に世話を焼くのがロシア流らしい。
本人が望んでいないのならやめてくれ。
人の気持ちを想像する力を養ってくれ。
「余計なお世話!」と繰り返すしかなかった。
ちなみに彼が求める彼女の条件は日本人女性だ。
ロシア人は見た目はよくても中身が■■らしい。
ロシアンからは「女紹介して!」とよく言われる。
パブリックな場所でもどこでも言う。日本語で。
見える地雷とはこのことだろう。
うーん…がんばれ。
女所有主義の彼の考えは、誰にも変えられない。
ぐらぐらな信用の土台
これまた別件。
ロシアンの話の整合性がどうにも合わず、
後から確認を取ってみたところ
「良かれと思ってついている嘘」
だったことがある。
かなり大きな嘘だ。
いったい何のために?
その嘘、あってもなくても現状は変わらないぞ。
フレンド全員を巻き込んでやることではないだろう。
「他のみんなには内緒ね」
と言われた。
嘘の共犯者になってしまった。
そして3日間、VRChatにログインできなかった。
今日も彼は大きな嘘を振りまきながら交流しているのだろうか。
自分はそこには加わりたくない。
意味不明すぎて混乱と戸惑いの中、とても遊ぶ気にはなれなかった。
何が嘘で何が真実かも分からない
誠実さも信用もぐらぐらな土台の上で、
彼と交流を続けていくのは難しいと感じた一件だった。
知らんがな
最後の問いの後、ロシアンは言った。
「ぽいぽい、不思議なんだよね。
俺が奇妙に感じたり、
不快だと思ったことでも
みんないつも俺に言うんだ。
「他国の文化を尊重しろ」
「あれは言ったらダメ」
「あれをするな」
俺はいつも謝るんだけど、
俺の文化は尊重されないんだ。」
みんなとやらに何を言われたのかは知らんが、
彼はもう文化や価値観の違いの擦り合わせに
疲れているのかもしれない。
だが、こちらは譲歩ラインの話をしているんだ。
「みんな」とこっちの話を混ぜるな。
尊重したからこそ遊ばないことになったんだろう。
問題を逸らすんじゃない。
ぽこちんタッチがOKでグータッチがNGならば、
自分はそんな文化を排斥する。
存在ごと見なかったことにする。
なんて油を注ぐことはせず
「それはフェアじゃないね、
気持は分かるよ。
君が無理に我慢する必要はない。
君にも私みたいに自由に振る舞う権利がある。」
と寄り添いテンプレートみたいな返事をした。
マジレスしても逃げ出してしまうだけだろう。
文化の方向性の違いということで、ここは一旦解散だ。
独りぼっちは、寂しいもんな。
まさかロシアンがVRヘッドセットを入手したという明るいニュースがきっかけで、こんな結末になるとは。
死海文書にすら書かれていないだろう。
今後について
他のフレンド経由で偶然出会った場合は、
気楽によろしく、と互いに同意した。
ロシアン自体が嫌いなのではなく、
自分にとって一貫性のない行動が嫌いなだけだ。
友達に対して罵りコミュニケーションを仕掛ける行為が嫌いなだけだ。
これは本人にも伝えたことであり周知の事実だが、
彼は基本的に明るい人であり、ノンデリなだけだ。
ノンデリとロシアンに言った際、
「俺は強い!ワハハ!」
と勝手にポジティブ変換していたのがまた絶妙に腹立たしい。
いい人となりえるかは時と場合による。
普通に遊ぶだけなら何の問題もない。
セクハラはただ純粋に気持ち悪い。
この話を共通のフレンドが見ても
「まぁ、ロシアンだからね…」
と軽く流されそうなのがまだ救いだ。
おわり。


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