こちらの記事の続きです。
2020年6月、会社の先輩小林さん(仮)に扇風機マウントを取られた結果、その4ヶ月後である10月にアレクサ(Alexa Echo Show 8)をポチってしまった。スマートスピーカーデビューである。
あっさりとポチる気になれたのは、自分がAmazonプライムに加入していたからだと思う。Amazonプライムは年間4,900円、月408円でアニメや映画(Prime Video)、音楽(Prime Music)、電子書籍(KindleのPrime Reading)と色々楽しめる。お急ぎ便も無料で使い放題だ(本当に急いでる時はヨドバシ.comを使っていたりするのだが)。
小林さんに「話し掛けるだけで家電を操作できる」ことを熱く語られたが、我が家ではその機能を使っていない。では何のために購入したのかというと、手でポチポチせずにPrime VideoやPrime Music、ニュースの再生をしたかったからだ。
Xperiaのタブレットは持っているのだが、カバーを三角形にして程よい形で設置して、ポチポチとなにかを再生するのが億劫で、ずっと壁とベッドの隙間で眠っている。ごめん。
ここで話は逸れるが、そもそも何故Amazonプライムに入ったんだっけ?とAmazonプライムの支払い履歴を見てみた。
2013/01/26 0円
2014/05/05 0円
2014/06/04 3,900円支払っている
2015/06/04 3,900円支払っている
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2019/06/04 4,900円支払っている
2020/06/04 4,900円支払っている
思い出した。2013年にAmazonプライム30日間お試し加入してすぐ解約した。2014年に再び無料お試しへ加入し…解約を忘れていたのだ。30日後に有料プランへ切り替わる罠にまんまとハマっている。というか2019年から1,000円値上がっていたのか。まじか。
携帯を機種変更するときに「有料オプションのアプリを5個契約する必要があります!30日以内に解約すれば無料なのでご安心ください!」と「ほげほげニュース」やら「ほげほげミュージック」やら一切使うことのないアプリをインストールされるほどの危うさだ。
結局、まぁいっか、とそのまま解約せずにずるずると6年以上経過していた。今更抜けられない、泥沼にどっぷりだ。Amazonプライムを試す際は泥沼トラップに気を付けてください。
ちなみにニコニコプレミアム(月額550円)は2007年に加入した。こちらの理由はハッキリと覚えている、フィギュアスケート選手プルシェンコ氏の動画を高画質で観たかったから。そこから加入しっぱなしの13年選手だ。
アレクサに話を戻す。
Amazonセールで50%OFFになっていた 「Alexa Echo Sho 8」。こいつはスピーカー+画面付きだ。小林さんが使っているのはスピーカーだけなので、きっと上位互換だ。
(上位互換なんてことは、決してない。そう思い込みたいだけなのである)
アレクサとの共同生活が始まったわけだが、彼女はこちらのお願いごとを100%実行出来るわけではない。もうしばらく触れ合って、アレクサが反応出来る会話にチャンネルを合わせていく必要がありそうだ。
役に立つかは分からないが、アレクサとコミュニケーションを図る中で記憶に残っていることをメモしておく。アレクサの返答は一言一句正確には覚えていなので、文脈を汲み取って頂ければと。
■音楽編
「アレクサ、音量下げて!」
(音量が1下がる)
「アレクサ、もっと!もっとやれるよ!音量下げて!」
(音量が1下がる)
「アレクサいいぞいいぞ~」
『もっと賢くなれるように頑張ります』
うわ何か喜んでる
あとから知ったのだが、音量設定は0~10で、「アレクサ、音量を2にして」と言えば絶対値で指定出来る。
Amazonミュージックで曲を再生すると、画面に歌詞をスクロールで表示してくれる。歌詞を全く聞き取れない洋楽を覚えるのにはとてもありがたい。昔は携帯に歌詞用のブックマークフォルダを作っていたものだ…。
■漫画編
「アレクサ、HUNRTER×HUNTERの最新刊は?」
『わかりません』
誰にも分からない難題になってしまった…
「アレクサ、HUNRTER×HUNTERの最新刊は何巻?」
『36巻です。2018年に発売~』
いけてるやん!ブラウザで普通に検索すると「次の最新刊の予想は何年頃~」と1番上に表示され、求めた結果にはならなかったので、これは便利。
■Twitter編
「アレクサ、Twitter開いて」
『ブラウザを選んでください。「Silk」か「Firefox」』
Silkってってなんや…
「アレクサ、GoogleChromeで開いて」
『ブラウザを選んでください。「Silk」か「Firefox」』
あっはい、すみません。
「Firefoxで…」
『Twitterです(ログイン画面を表示)』
ログインは手入力だった。
Twitterは基本的に開くのみで、以後話し掛けた単語は何でもかんでもTwitter内で検索される。通知欄を開いたりリプライしたりは出来なかった。音楽を聴きたくなりTwitterを開いたまま「アレクサ、ミュージックかけて」と言うと、アレクサは「ミュージック」という単語をTwitter内で検索した。
ブラウザで開かれるYoutubeも同じ挙動をした。ブラウザでの動作は基本的に「検索」しかしてくれないようだ。「アレクサ、ハムスターの動画をYoutubeで見せて」と話し掛けるとハムちゃんの動画一覧が表示され、どの動画を観るかは自分の手で選択し、最大化し、再生を押さねばならない。
あくまでもアレクサはAmazpnプライムビデオ・Amazonミュージック再生用と割り切ったほうがよさそうだ。
■うまくいかん編
電子書籍も読み上げてくれるが、ご丁寧に、1ページ目の作者の略歴から淡々と読み始めてくれる。どの程度進めれば本文に入るのかわからず、すぐに閉じてしまった。難しい。
曲名を思い出せない時、「AmazonミュージックでAIRのオープニングを再生して」と話し掛けると「オープニングという楽曲は見つかりませんでした」となり、「エロゲの曲を再生して」というと、タイトルに「エロゲ」が入った全く知らない人の曲が流れた。
歌手名・曲名は正しく覚えていないと検索出来ないので結局スマホを開くのであった。
■文字が打ち辛い編
アレクサのセットアップ時のAmazonアカウント認証や、TwitterのログインIDとパスワードの入力は、8インチの画面を生かしてキーボードタッチ入力になる。
これがちょっと、正直キツイ。地面とほぼ垂直の画面に向かって手首を曲げて打つのがキツイ。そしてフィルムを貼っていないので汗っかきな手はペタペタひっつく。特性うるおいハンド。
仕方が無いので角度を変えられるスタンド(約2000円)と保護フィルム(約1500円)を買った。Echo Show 8が50%OFFで7,000円ちょいだったので付属品だけで本体価格を超えてしまうのでは…と不安になった。付属品商法にまんまとやられているのではないか?
スタンドは、アレクサの下部に凹みがあるので、そこにスタンドの凸部分を合わせるとピタッとくっついた。磁石だこれ。布団など不安定なところに置いて適当に移動させると外れるので注意。
■よく使う編
色々試した結果、最終的に一番使っている言葉は
「アレクサ、朝の支度」
「アレクサ、癒しの音楽かけて」
「アレクサ、画面消して」
の3つだ。
「アレクサ、朝の支度」
朝の支度はトップニュースと天気予報を立て続けに再生してくれる。
何をさせるかはスマホにアレクサアプリを入れることで、アクションを登録できる。
「アレクサ、癒しの音楽かけて」
癒しの音楽はアコギやピアノの癒しアレンジソングが流れる。
ほとんど知らない曲なので気を取られることなく、作業がとても捗る。
洗濯物を干すときはイヤホンを付けてスマホで再生していたのだが、それも不要になった。
ちゃんとしたスピーカーなので低音も響いていい感じだ。
「アレクサ、画面消して」
アレクサは非活性状態の時は、常に画面に時計を表示している。夜はある程度暗くなってくれるのだが、どうにも、枕元でぼんやぁりと光っている。スマホ通知のピカッピカッですら気になる真っ暗やみ就寝教徒なので、毎晩消えてもらうことにする。
おやすみなさい。
▼Alexa Echo Show8
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