なでられるのは、好きですか。
VRChatを通じて、V感やなでなでについてごちゃごちゃ考え出したので現段階の思いをまとめておくことにしました。
▼前回の思い出
V感やなでなでの思考に至るまでの出来事
VRChatに課金した
毎度おなじみ釣りワールド。
緑に染まる大きな木の前でゴミ魚を釣り上げる日々。
今日も平和だ。
隣にいた見知らぬ釣り人が、地面にたき火を設置していた。
パチパチとはぜる音が耳に心地よい。
VRCに課金すると貰えるアイテムらしい。いいなぁ。
今までどうにかしてVRCに課金できないかと理由を探していたけど
グループが作れるとか
名前の横にアイコンを表示できるとか
撮った写真をオブジェクトとしてその場に生み出せるとか
あまり魅力的な要素がなかった。
でもたき火は、いいものだ。
キャンプ動画を観あさっていた時期がある。
「ヒロシです…」のたき火動画を作業BGMにしていた。
たき火の他にもマシュマロもついてくるらしい。なお嬉しい。
数日後、課金した。

これはマイホーム。いつでもどこでもたき火、いいね。
やっとプラットフォームに還元できてよかった。

好きな画像を空中に飛ばせるようにもなった。
今のところあまり使い道がない。
しばしの地獄タイム
釣りワールドに話を戻す。
たき火にあたっていると「タバコが燃えてる…」と見知らぬ釣り人が呟く。

そして、唐突に静寂が破られる。
ちんちんマジシャン略してちんマジ(日本人)が来てしまった。
彼の特技は下ネタ連発。彼が来ると、周りにいる日本人が跡形もなく消えている。
「よぅ、ヤニカスビッチ」
そのあだ名まだ残ってたの??
日本人が多い公共の場で呼ばないでくれないか。
「じゃあ、ヤニカスマ●毛?」
まだビッチの方がいいよ!!
「ビッチの方がマシなんだ…」と隣の釣り人が小さく突っ込みを入れた。
いやよくない。何もよくないのだ。
本当にこの人とフレンドになっても大丈夫だったのか?
こうやってイヤなことはイヤだと言えないからダメなのだ。
「冗談なのになにマジになっちゃってんの?」とか言われでもしたらショックで3日くらい仕事が手に付かないだろう。
ヤニカスビッチと呼ばれるより、つまらない人間だと思われる方が個人的にダメージがでかい。
我慢できなくなったらフレンド切ればいっか。

韓国のフラワーさんも来て、チルな釣りワールドが一瞬にしてカオスな地獄へと変わった。

誰を誘惑してるの。
これがフルトラの行き着く先なのだろうか。

中国の子に成敗されていた。

「ん-チュッチュッ」
「おうっうぉうっ」
公の場で始まるボーイズラブ。

「ぽいちゃん…僕はもう…ダメだ…」
しばらくそこで寝ててくれないか。
釣り人におこられる
そんなことを見知らぬ釣り人たちの横でやっていたもんだから

「あのー、モンスタートレインしないでくれます?」
たき火の持ち主、ドSさんに静かに怒られた。
ごめんなさい。本当にごめんなさい。
パブリックに来てくれるフレンドが愉快なモンスターしかいないんです。
最終的に出会って初日にも関わらず、ドSさんとフレンドになった。
申し訳なさでなんとなく申請を断れなかった。
彼は自分と出会う前に釣りワールド攻略記事を見てくれていたらしい。
自分のプロフィールからリンクを辿ったらこのブログ見たことある!となったとのこと。
誰かの役に立つ、という信条を掲げて生きてる部分があるので望外の喜びだった。
無言勢の人との出会い

後日、ドSさんと再び釣り。

バケツにサンドされるシケモクくん。かわいい。

フルトラ無言勢の日本の方。はじめまして。
フルトラさんは釣りワールドは初めてのようだった。
竿をブンブン振り回していたので、ドSさんとシステムを説明していた。
次第にこの空気になじんできたのだろうか。
フルトラさんからのボディタッチが増えてきた。
撫でてきたり眉間をつつかれたり。
そうすると自分はどうなるか。
うぉわぁぁあ!
と華麗なバックステッポがキマった。
それ以降なんとなく気まずくなり、少し離れた場所で釣りを続ける。
しばらくして、フルトラさんとお別れの時間に。
フルトラさんの頭上にチャットボックスが表示される。
「何かマズイことをしたのなら教えて欲しい」
と打ち込まれた。
マズくはないんだよなぁ。
なでなではこの世界でのポピュラーなコミュニケーション方法だ。
だから、あまり気にしないで欲しいというか。
「V感っていって、触られるのが苦手な人もいるんだよ」
とドSさんが代弁してくれた。
V感とは
VR感覚、略してV感。
ヴァーチャル空間で自分のキャラが触られると、
現実で触られたような感覚がしたり、
温度を感じたりする脳の錯覚のこと。
VRヘッドセットを使うとすべてが立体的に見えるので、没入感やリアリティが普通のモニターでプレイするのとは段違いになる。
自分の場合は、顔周辺にV感がある、と思う。
小学生の頃、友達にヒザの前で指をワキワキと動かされただけで、実際には触られていないのにゾワゾワとくすぐったくて耐えられなかった。あれに近い。思い込みや想像力が強いのかもしれない。
V感以外の問題点
くすぐったいだけならまだいいのだけど。この世界だとどうも違うらしい。
相手の属性によって、なでられたりチューされたりするとトラウマスイッチが入ることがある。
ゾワゾワするのと同時に、高校時代とか社会人になってからのショックな出来事がフラッシュバックして、手が震えたり心拍数が上がる。
デスクトップモードの人の場合は大丈夫だった。
ロシアのフレンドがいつも顔がくっつくほどの距離で喋っていたけど、彼らは自由に手を動かせないし「中に誰もいませんよ」という認識になるので気にならない。
女性の場合も大丈夫だった。
初対面の男性声、男性アバターの人が顔を近付けてきてうわぁぁとっていた。
周りで見ているフレンドたちはとても楽しそうだった。
「ボイチェンを使ってるだけだよ。この人は女性だよ」
と後から説明された瞬間、安堵した。
そして流れで彼女となぜかハグをすることになった。
日本の男性は、基本的にきびしい。
何回も会ってる人でもきびしい。
チューされそうになるとつい「キモッ!」と言ってしまう。
重なる記憶に対して不快感を感じているのかもしれない。
「ひどいよ~」と言われても、こんな個人的な感情をいちいち説明するのが面倒だ。
周りの人たちは楽しそうだからいいか、と思いながら何か月も過ぎてしまった。
自分がどう感じるかよりも場の空気を壊さないようにしたがるの、アルアル。
例外的に、お仕事でなでなでする男性の場合は大丈夫だった。
海外の男性は、信頼関係のある若い子は大丈夫だった。
今のところ3人くらいしかいない。
緊張感や恐怖心はなく、心地良いと感じられる瞬間がそこにはあった。
信頼関係があっても、歳が近い海外の男性はなんかダメだった。
まとめ
整理すると
VRヘッドセットを使っている日本人の男性全般、もしくは歳が近い海外の男性
だときびしいらしい。
トラウマ要素に近い人だと防御システムが発動するようだ。
自分でもよく分からない。生命の神秘。
結局のところ、加害性や下心がゼロであると確信できないと安心できないのかもしれない。
こんなんじゃレズ・ショタコン・犯罪だとか言われても仕方ない。
なでられてパニクったって、場が盛り上がればそれでいい。
変なラベル付けをされても「お前の中ではな」とこっちはこっちで結論付ける。
まぁ、なんでもいいや!
と思うのであった。
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