ロシア人のフレンド、ロシアンが消えた。

もう1ヶ月以上VRChatにログインしていない。
いつも緑に光っていたDiscordのステータスもずっと暗いまま。
彼と共通の海外フレンズや日本フレンズにも聞いてみた。
「さいきん見かけないよね」
「連絡はしてみた?」
「オレと最後に一緒に遊んだときは「またね」って言って別れたぞ」
「彼はVRCをやめた」
「やめた」と断言してる人がいるなら、本当にやめたのだろう。
そっかぁ。
ロシアンからは「これだけは秘密」といったエピソード以外はブログに何を書いてもいいと言ってもらった事があるので、思い出を振り返ってみることにした。
彼との出会いはここで少し触れているのでよろしければ。
ある日、綺麗なお家のワールドにて大勢の海外フレンズと賑わっているとき、ロシアンから彼女ができたと報告を受けた。
マジか!
興奮してクッションの上で飛び跳ねた。
その場にいたみんなで「おめでとう!おめでとう!」と彼をお祝いをした。
「It’s just a benefits. Friends with benefits(ただのセフレだから)」
セフレだったー!!
裏で翻訳して初めてセフレという単語を知ってしまった。
彼が体調を崩して病院に行ったときに知り合いの女性と再会して、連絡を取り合うようになったとのこと。
その辺りから、ロシアンの離席が増えた。
後日、Discordで彼に声をかけ、フレンチクルーラーみたいな犬がたくさん置いてあるレストランのワールドに招待した。
まだフレンドが少なかったので、2人きりで話す機会が多かった。
北方領土ください、日本のものです。いやロシアの方が近い、ロシアのものだ。ごめん、本当はどうでもいい政治や歴史に興味がない。ワハハ、俺もだ。といった適当な話を挟みつつ
「ぽいぽい。日本のカップルはどのくらいの頻度でヤるんだ?」
会話の流れが変わった。
OKグーグル!とスマホに話し掛け、月に数回や週に1回くらいらしいよ、と返す。
「少なすぎる!毎日でもヤりたい」
マジか。
ロシア人は基本的にセッ!が大好きとのこと。
「日本の女は付き合ってからどのくらいでヤれる?」
再びOKグーグルの呪文を唱えた。数週間とか数カ月らしいと返す。
「長過ぎる!」
マジか。
出会って即セッ!がロシア式なのかもしれない。
彼女とのプレイの様子を赤裸々に教えてもらったりして、英語で聞いててもその生々しいイメージが和らぐこともなく、ただただ「わ、わ〜お!」という反応を返した。
この間も、彼はたまに離席していた。
彼女から1日に何回も電話がかかってくるとのこと。
「女、何でこんな、電話多い。なんで?ねぇ、女、なんでぇ?(日本語)」
無表情で端正な顔立ちのアバターの口から、圧を感じる低い声が聴こえてくる。本気で疑問なんだろうなぁ。
「それが女って生き物さ」
適当いった。チャット世代なので電話したがりな女性の気持ちはちょっと分からない。
彼女もVRCをプレイすれば話し放題だろうに。
そして険悪ムードが続いて、結局別れてしまったようだ。
電話攻撃に疲れていたのか、意外と彼はあっけらかんとしていた。
その後、ロシアンはVRCで他の女性にアタックしたり、心無いことを言われて落ち込んでいたりした。
次があるさ、他にも出会いがいっぱいあるさ、とひたすら彼を慰めていた覚えがある。
「お〜ぽいぽい。優しい女。お前は、何で結婚している」
「アハハ。女性って言った方が失礼にならないぞ」
「ジョォセイ」
「そうそう」
自分はロシア人とは付き合えないと思う。
ノンセクシャルだから。たぶん。
とまぁ、こんな感じだった。
あれ。女、下ネタ、セッ!
こんな話ばっかりだ。
そういえばロシアンが消えるちょっと前に、こんなことを言っていた。
「日本語の勉強諦めちゃった。彼女探すの諦めちゃった」
目的そこかーい!
いつも「俺はニート、お金ない、女ほしい、お酒ほしい」と言っていたから、働き始めたのかもしれない。
拘束の激しい彼女ができたのかもしれない。
ウクライナとの国境にわりと近いところに住んでるから心配ではある。
彼を通じて海外フレンズがたくさん増えた。
ドイツ君、アラブ君、クウェート君、スウェ五條君、エチエチアバター君、東方タイ君、サカナさん、タイちゃん、レモンちゃん。(出会った順)
日本の方も含めると、10人以上は彼からの繋がりで友達になっている。スゴイ。
通常であれば1か月ログインしてない人はフレンドを解除してしまうのだけど
彼は特別なフレンドだから、残しておこうと思う。
この世界のどこかで元気に生きてることを願う。
コメント
陰ながら、自分もロシアン氏のご健勝をお祈りしておこうと思います