なんでか知らないが、人生で初めて女性向けのソシャゲにハマった。
最近ゲームといえば艦これしかやっていたなかったのに。方向性が真逆すぎる。
暇だな~ってアップルストア見てたらランキング上位にあって、適当にインストールしただけだったのだ。
今までは美少女の立ち絵を眺めてウヘウヘしてさ
オンゲやMMDでは美少女の太もも追っかけてニヤニヤしてたのに。
正直自分でも信じられない。
ソシャゲだというのに、ストーリーがめっちゃ面白くて世界観にのめり込んだ。
その時点での最新話まで読んで、推しキャラまで出来てしまって、「うおぁー!昂るこの想い!」となった。
思いの丈をどこかに発散したいと、ぽいぽいプリンで何回か呟いてみたのだけど、そこだけ波が引いたようにフォロワーの反応は無かった。当たり前である。美少女ゲーやってる人達が女性向けのイケメンキャラの話に興味を示すはずがない。自分だってプレイしてなければスルーする。
艦これ絵師がウマ絵師に転向するのとはわけが違うのだ。
あれは両方とも美少女擬人化系で相互互換性があるから、流行ゲームに乗り換えてもある程度のフォロワーは付いてこられるんだ。
例えるなら、なんだろうか。寿司屋にハンバーグ寿司を置くくらいのアウェー感だった。
ハンバーグ寿司は子供に人気があったりするらしいが。もうハンバーグ屋行けよってなるけど。パパとママはフレッシュな魚の寿司が食べたいのだ。
そんな寿司屋のハンバーグ寿司、いやそれ以上に需要がないツイートをしてしまい、舌の肥えた大人たちはハンバーグ寿司を取ってはくれず、虚しさに包まれていた。
例え下手か。
しばらくはゲームの話をする相手がいなくて悶々としていた。
んで昨年、ついに我慢できずに女性向けのTwitterアカウントを作成した。寿司屋のハンバーグ寿司ではなくハンバーグ屋をオープンしてしまった。
中身は飲酒喫煙大好き・会社行きたくない・ぽにき、アニキと呼ばれる心は50代のおっさん系SE。
色々と役満な気がするが大丈夫か?とは思った。
我慢できなかったんだもん。
とりあえず繋がりたいタグで相互フォロワーを募集した。
女性向けタグで繋がるとまず「呼びタメOKです!」って挨拶するんですよ。タメ口OK、呼び捨てまたは名前にちゃん付けOKという意味だとか。
知ってましたか?自分は知りませんでした。アカウントを作っていきなりGoogle先生にお世話になりました。
[呼びタメ とは]
そんなわけでこの歳になっても、そのアカウントでは〇〇ちゃんと呼ばれている。
女性向け、おそろしい。ぽニキって言われる方が落ち着く。
相互が50人になった辺りで誰が敬語で誰がタメ口か覚えられなくなってきたので、タグツイートを削除した。
そして思いの丈を呟きながら絵を描いた。スケベも描いた。
気付くとフォロワーが1万人以上になっていた。
めっちゃ増えるやん。
「女の子が可愛い」
「女の子の柔らかさがたまらん」
「推しキャラの顔がいい」
そんな声を貰った。ちょっと嬉しい。
推しキャラじゃなくて女の子に対する感想のほうが多い気がする。女の子しか描いたことないからね。しかたないね…。
男キャラスキルが上がったらイケメン提督を描けるようになると思うと、ちょっと高揚します。
フォロワーが増えたのは、たぶん画力はそんなに関係ない。
(既に廃れ気味だが)旬ジャンルだったというのと、女性向けのスケベの取り扱い方のせいだ。
女性向けジャンルには「暗黙のマイルール」がある。
それは
スケベ絵はTLに投稿してはいけない。 スケベを描いた場合「ポイピク」というTwitterの外部サービスに投稿して、そのリンクをTwitterに貼り付ける。
というもの。
この「暗黙のマイルール」をしっかりと守らないと、叩かれる可能性があるらしい。
センシティブ設定をしても叩かれるらしい。何のためのセンシティブ設定だよ。
女性向けこわい。
気持ちはわかるけど、18歳未満に絶対にスケベ見せるべからずマインドが半端ない。
ポイポクでは閲覧範囲が設定ができる。
「全体公開」や「R18」のほかに
「Twitterのフォロワーだけ見れる」
「Twitterの特定のリストに追加して貰った人だけ見れる」
など。見る人をかなり絞ることができる。一番最後の「Twitterの特定のリストに追加して貰った人だけ見れる」方式で運用している人が多かった。フォロワーだけ運用の人もまぁ、結構見掛ける。
「リスト」方式で運用する場合、スケベ絵を上げるたびに
「初めまして、いつも素敵な作品ありがとうございます!お手隙でリスト追加お願いします!成人済みです!」
というリプライを受け取ることになる。
なにそれ絶対やだ。
相互さんが「フォロワー限定」から「リスト」方式へ切り替えた時には、リプライが300件以上ついていた。やばい。
普段ぽいぽいプリンで20件くらいリプライを貰うと、5件くらい通知を拾えていない。最近ではもう諦めている。通知漏れを確認するために何百件ものリプ欄を遡ってリストに追加する作業は、さぞウンザリするだろう。
リプライを送る方だって、せっかく鍵アカでお忍びROM専活動をしているのに、鍵を開けて、リストに追加してください!とリプをし、リストに追加されるまで鍵を閉められないのだから難儀な話だ。
というわけで、自分は「Twitterのフォロワーだけ」に設定してスケベを投稿した。もちろん、18禁の注意書きをつけて。
そうすると、どうなるか。
スケベ漫画を1つ投稿すると、数千人単位でフォロワーが増えた。鍵アカからのフォローがめちゃくちゃ多い。
女性はサイレントムッツリスケベがめっちゃ多いという印象が心に刻みつけられた。
それでも注意書きだけでは叩かれるかなと感じたので、年齢確認は怠らなかった。
新規フォロワーのプロフィール欄を見て、「18歳↑高卒済」「成人済み」と記載のないアカウントは脳死でブロ解した。
「女性向けは何でプロフ欄に年齢を書かないといかんの?」
という問いを度々見掛けるが、そういうことだ。書かないとブロ解されるし、ちゃんとブロ解してないと描く側が叩かれる可能性がある。
Twitterのプロフィールに「成人済み」と書いてあっても、外部のプロフィールリンク(プロフカードやLit.Link)が張ってあったりするのだが、そこを見ると本当の年齢は中学生や高校生だったりして「おいおいスケベガール、嘘をつくなら一貫性を持たせなさい」とニヤニヤしながらブロ解した。
注意書きをしてスケベを上げるのも、嘘をついてスケベを見るガール達も罪にはならない。
(偽ることによって金銭的な不利益を被る場合は別)
青少年うんたらーを理由に出されたりするが、努力義務だったりする。ある程度の自衛をしていれば閲覧方法をガチガチに固めてそこまでビクつく必要はないのだ。
高校生がスケベ小説を印刷してクラスで配った事件は記憶に新しい。かなり拡散されていたし新たな問題提起にはなっていた。でも、誰も罪にはならない。
なんでそんな話をするかって?
そんな感じで適当にやっていたら、ご指摘が来たんですよ。
匿名感想サービスのマシュマロに。
目ん玉飛び出るかと思った。
二次創作界隈なんてどこも学生ファンが多いだろう。
リスト管理にする意味もよく分からない。
「成人済みです!」なんてリプライを貰っただけでOKとするガバ方式にすべきだって?学生も見ちゃうからダメだよ~と言いたいのか?プロフィールにくっついてる外部リンクをよくよく見れば、すり抜けているスケベガールなんていくらでもいる。
リスト管理している人は果たしてそこまで見ているのだろうか?見てないでしょう。
斜め下の指摘もいいところだ。全ては自己責任。
ソシャゲの公式サイトにもポイピクにもスケベを咎める規約はない。注意書き付きのスケベ投稿でジャンルが潰れたなんて聞いたことがない。
ロリショタでもなければ女児向けアニメでなくとも、このように「暗黙のマイルール」とやらを守らないとこのようなご指摘がきてしまう。それが女性向けジャンル。
「みんな(全員ではない)やってるからお前もやれ」
女性向けこわい。
ちなみに返信は「R18のワンクッションにすれば意思確認してるし、それじゃダメ?」といったニュアンスにした。追いマロは来なかったので結局何がしたかったのかはよく分からない。
(2022/3/30追記)
twitterのフォロワーさんと通話していた際に目から鱗なヒントを貰った。
「それはスケベでフォロワー稼いでるのを疎んだ同担(*)作家の仕業ですね」
(*)同じキャラのことが好きな人。ぽいぽいプリンで例えるならば、夕立が好きな他の提督プレイヤー。
なるほどーーー!!嫉妬であればこのような滅茶苦茶で感情的な焼きマロを入れるのも理解できる。だがこのジャンルはみんなタグで作品を見ているようなのでフォロワー数なんて全く意味が無い。やはり意味が分からない。
とりあえず自分にはあまりにも斬新な視点を教えて貰って感動すら覚えたので、後日ポイピクのスケベ作品を全て「フォロワー限定」から「R18」のワンクッションへ変更した。
これで満足でしょうか、同担様。
(別に同担様の仕業であると100%信じているわけではない。だが、その可能性は50%くらいありえそう、と思えるほど頭のおかしいお気持ち表明や注意喚起が流れてくる界隈なのであった。)
そんな感じで、女性向けで活動しようと考えている人はどうか気を付けてください。
ご指摘がきても挫けずに、スケベであれ。スケベは世界を救う。
男性向けって楽でいいなぁ、と思ったのでした。
男性向けはTwitterのAIによる自動センシティブ判定と戦ってるよね。
コメント
[…] 前回の話 […]
[…] (*)この記事の焼きマロがきたジャンルのキャラ。MMDをよく観るのでイケメンMMDモデルの形そのまま出てきたのかもしれない。 […]