400ページ超の連載二次創作を終わらせた話

前回はこちら

タイトルにもあるように、別ジャンルで1年半かけて連載してた漫画は、数えてみたら400ページを超えていた。

単行本にして2冊。28ページの同人誌にして14冊だせちゃう。

(村長との接触を避けるために)同人誌は1冊も出さなかったけど。

暇人か!

イケメンをちゃんと描くなんて初めての体験で、学ぶことが多くて結構楽しかった。

ゲームの設定をベースに考察して、SCPとか時空の要素とか宗教の暗喩的なものとか色々ちょい足しというか、かなり足してそれなりに気合いを入れた設定とプロットを作った。

もう記憶を消して、自分で読みたい。他の人の作画で見たい。

物語終盤の謎解きパートは気合いを入れすぎて、セリフだけだと読んでいる人チンプンカンプンになるであろうシーンもでてきた。なんとか伝わるように時系列の解説図を描き入れたけど、漫画でこんな算数教室みたいなことしてええんやろうか…でも点P動いちゃうもんなぁ、ってなってた。

 
でも、こんなことしてもええんや、って思えることがあった。
 

その漫画を投稿してから数か月後。待望のハンターハンター37巻が発売した。4年ぶりの新刊だ。単行本派の首は長くなりすぎて、光ですら追い付けない宇宙の端っこに到達していた。

最新刊を読み進めていると、極悪非道な王子ツェリードニヒの念能力を解説する図があった。それは、自分が苦肉の策で描き入れた解説図とちょっと似ていた。「冨樫も算数教室やってるから大丈夫だわ」とお墨付きを貰えた気がした。

 
投稿後は「頭良すぎませんか!?」ってマシュマロが2件くらい入っていたので、解説図があってもROMの人たちにちゃんと伝わったのかは定かではない。でも普段頭良いなんてあまり言われたこと無かったから謙遜しながらも「ふふん」と鼻高々になってた。

ありがとう、冨樫。

続きはまだかい、冨樫。

腰を大事に、自分が生きてる間に完結させてほしい。

 
ぼかしすぎてよく分かんないね。中身の話はこんなもんで。

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そんな気合いを入れた漫画も残すところ40~50ページくらいで完結するだろうか?ってタイミングで無事筆が折れて、しっかりと垢消しまでの引導を渡して貰った。

 
その時の感情をいま振り返ってみても、それはもう虚無。虚心。ウツロマユ。

ビッグバンが起きる前ですら量子的ゆらぎがあったとされているのに。感慨とか悲しみとか怒りとか、なんも無いなった。

なんも無いなってたけど、すべてが無いなったわけではなかった。


地下オークションにルンルンで参加しに行ったら「くたばるといいね」って言葉とともに発射された念弾によって参加者たちの血肉が木端微塵になってフロア中に散乱し、生きてるモノはどうやっても吸い込めないギョロ目の掃除機がそれらをあらかた吸い取って奇麗になったフロアの一角に生き残ってしまったズタボロの参加者がひとりだけ転がっていて「こいつだけ生きてるね」ってミンチになる最後の参加者くらいのナニカは残っていた。

ちょっとなにいってるか分かんないっすけど。
 
1行で言うと、pixivでROMさんからDMがきた。
 
そのメッセージは意訳すると

「アカウント消しちゃったの?Twitterでお仕事とか忙しそうなの見てたよ?身体とかだいじょぶ?マジぴえん。続きはもう描かないの?ぽいプさんしゅき」

って感じだった。


誰。

いやごめん、ほんとは普通に丁寧な文章だった。
 
誰でもいいけど、やっぱ終わらせないとダメなんかな。

今まで読んできてくれた人たちに「俺たちの冒険はここから始まる!ぽいプさんの次回作にご期待ください!」ENDを突き付けるのは可哀想かもしれない。自分はみんなの冨樫にはなりたくないな、ってちょっと思った。冨樫は終わらせて。

 
だから、最終話をかいた。

書いた。

 
小説で。

漫画が描けなくなったから、仕方なく小説で書いた。

半年かかった。

漫画だと1年半で400ページ描けたから、残り40~50ページの分量だったら40日くらいで完結できたはず。

でも、小説だと180日かかった。

めちゃくちゃ大変だった。

自分がなぜ理系に進んだのかを思い出した。それは国語と漢字と地理歴史世界史が好きじゃなかったから。

 
『小説の書き方』みたいな本を読んだり、表現方法を検索しまくって、それでも比喩とか心理描写とかなんも浮かばなくて、ChatGPTにも頼ってみた。

そしたら、主人公がいつの間にか男になっていた。BLになってた。推しキャラ絡みで4番目くらいに人気のカプに差し替わっていた。

AIのべりすとという小説作成のAIにも助けを求めてみた。

やっぱり途中から4番目くらいに人気のBLになった。学習元のデータが同じなのだろうか。

 
ひとりで笑った。

 
そしてついに、なんとか完成させた。初めて作り上げたちゃんとした小説(当社比)。フォレストページ時代の擬音バリバリの小説はノーカン。多いのか少ないのかは分からないけど、1万文字は超えていたと思う。

pixiv上でお知らせをした上で昨年の秋頃、マイピク限定で公開した。読みたい人はマイピク申請送ってね、と。全体公開は恥ずかしいからね。

感動の最終話を、くらえーー!!
 
 
そしたら、送られてくる感想の量が想像以上に多かった。

何十人か、数えてないけど。なんかいっぱいきた。

カラオケの鉄人にフリータイムで入った時に貰うレシートか?ってほどの長文がチラホラきた。

「漫画打ち切りだと知った時は膝から崩れ落ちました」

この感想の人が一番面白かった。女性は動作を大袈裟に表現する文化があるのだろうか。オタク構文ってやつだろうか?謎。

負けじとカラ鉄フリータイムのレシート1回分くらいの量でお礼を返信したら、カラ鉄フリータイム2回分になって返ってきて、それ以上の返信は諦めた。

 
そんな感じで、ずっとレシートのやりとりをしていたけれど、最近はだいぶ落ち着いてきた。週1くらいでマイピク申請がきていないかをチェックしていたけど、月1くらいに頻度を落とそうかなと思う。

この虚無感と、感想がレシートでハッピーという想いが風化する前に、記事として残すことにしたのでした。

 

色々あったけど、完結できてよかったです。

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