学生時代、貧乏だった話(前編)~店長は本当にNARUTO作者の親戚だったのだろうか~

雑記

高校2年生。

実家は貧乏だった。携帯も買ってもらえないほどに。

◆小僧寿しアルバイターになった

心が卑しい出会い厨だったのでMMOの人とリアルで出会うために携帯を買う…ために小僧寿しでバイトを始めた。

[前に投稿したMMOで転落した話]

時給700円ちょい。流石に安すぎる。

高校を卒業して大学生になってからもしばらくは小僧寿しでのバイトを続けていたのだけど、それだと生活がキツくなってきた。裏で新しいバイト先を探しながら、小林幸子似の店長に「すみません、近々辞めようと思ってます」と告げた。

「えっ、どうして!?」
「学費が、足りないんです」
「ちょ、ちょっと待っててちょうだい!数日!」

後日「800円にするから辞めないで」と引き留められた。どうやらエリアマネージャーに相談したらしい。なんで?最初からそうして?手巻き寿司錬成スキルがMAXになった時点で800円にしてください。

「800円ですか!?パートさんとほとんど同じ時給じゃないですか、う~~ん考えさせてください…」と一旦返事を返し

辞めた。

数年後。その店舗は潰れていた。

◆大学行けるの?

大学は指定校推薦で行けるところを適当に選んだ。高校も一番近い指定校を適当に選んだのだ。三つ子の魂百まで。とりあえず受験勉強より、ゲームする時間が大事っしょ。大学卒業の称号さえ手に入れば何でもよかった。初代ポケモンに感銘を受け「ゲームプログラマーになりたい!」なんていう小学生の頃の夢はとっくに霧散していた。

入学費の封書が届いて、母が言った。

「入学費70万!?そんなに金ねぇよ。大学は諦めて働いてくれw
「まじかよ…」

んで、諦めた。

やっぱり実家は貧乏だった。

後日、婆ちゃんから電話がきた。

「あたしは大学に行きたくても行けなかったから、あんたはちゃんと行って、卒業して欲しい」

そしてなんと、70万円を持ってきてくれた。あちこちからかき集めてくれたらしい。ありがとう、婆ちゃん。婆ちゃんが生きてる間に絶対に返すよ。留年なんて絶対にしないよ。そう決意した。

大学卒業後、婆ちゃんの顔を拝みながら毎月5万ずつ手渡しして。最終的に少し気持ちを上乗せして返した。お世話になりました。婆ちゃんのこと、一生忘れないよ。婆ちゃんと大学生活での思い出を糧に、強く生きていくよ。

あ。婆ちゃんまだ生きてた。

大学費は親と折半することになった。1年の学費が150万でその半分は75万だから、バイトで月6万以上稼がないといけないんだよね。

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◆パチンコ店アルバイターになった

そんなわけで小林幸子似の店長をフってパチンコ店員になった。バイト検索サイトで時給ソートして適当に決めた(奨学金制度を利用する考えは無い)。

入った当初からアラサー社員に口撃されたり、顔の目前でいきなりライターを点火されたりと虐めを受けていたが「あのク○社員をどうにかしてくれ」と主任や店長に訴え続けていたらいつの間にか消えていた。ヤッタゼ!

ちなみに店長はNARUTOの作者の親戚らしい。検索すると確かに、店長と苗字が一緒だった。眉毛の太さや唇の厚さもよく似ていた。しかし私はジャンプを買ってもNARUTOを読み飛ばしていたというか、HUNTER×HUNTERの盲信的なファンだったので「えっマジですか…凄い~」と月並みの反応しか返せなかった。ごめん店長。親戚だという話が事実だったのかは今となっては闇の中。


私の後にアルバイターとして入ってきたエンドウさん(♀)が神だった。店舗が暇になりティッシュ配りに行こうとなった時、彼女は『ティッシュ配りの申し子』であると自称した。

ティッシュ箱と警察の道路使用許可証を抱えて駅前に陣取る。いったい何をやらかしてくれるんだ?とエンドウさんの様子を見ていると、「どうぞティッシュで~す!」とにこやかにティッシュを配りはじめた。

何それ、めっちゃ面白そう。もちろん私もエンドウさんの真似した。

「どうぞティッシュで~す!」
「えっ、ティッシュ!?そうだね、んふっww」

道行くサラリーマン達はそれなりに受け取ってくれた。店名とか、新台とか、なんの宣伝にもなっていない。

社員にバレたら多分絞められただろう。バイト仲間の絆は深まった。

約2年後、アラサーバイトのシブヤさん(♂)と口喧嘩をしてバイトを辞めた。

足を挫いてなかなか治らず、店内でエレベーターを使っていたら「1階分くらい階段で上りなさいよ」と言われて「うるせーよ!」と返してしまった。その日はたぶん、ツイッターで大学OBがイラッとする空リプをしてるのを見て沸点が低くなっていた気がする。シブヤさんは当然「はぁ!?」となり以降険悪になってしまった。

ぽいプの性格は基本的にク○である。短気は損気。自分が安全圏にいられればそれでいい。ツイッターではかなり取り繕っているのだが、たまに上から目線なタメ口リプを受け取ると「(くぁwせdrftg)赤の他人にその口調はどうかと思います^^」とマジレスをしていたりする。そして大体「ごめんなさい」と返ってくる。

彼らはたぶん、想像力が無いだけなのだ。画面の向こうに中の人なんていない、なんて。1回言って改善されるなら何人やってきてもマジレスしてしまう。ブロックすればいいのに。フレンドリーなタメ口ならいいのだけど。話が逸れた。

まぁ、とにかく気まずくなってその日のうちに社員に「今月で辞めます」と伝えた。引き留められたが、リセット癖が出ると、どうしてもダメだね。辞める数日前。シブヤさんが1人で更衣室に居るのを察知したので壁越しに謝罪した(天井部分は空いてる)。何かのドラマっぽい。いや面と向かって謝れよ。やはりぽいプはク〇である。

そして帰りの電車で泣きながら予告無しにツイッターのアカウントを消した。これ以上OBを視界に入れておくのはよくないと思ったから。どこもかしこもリセットだ。以後社会人になって何年か経つまで、私はツイッター上には存在していなかった。


辞めて数か月後、そのパチンコ屋は潰れていた。

後片付けのために引き留められたのかもしれない。

◆パチンコ店アルバイター2店舗目

とにかく学費を稼がねば。次は実家から徒歩1分のパチンコ屋でバイトすることに。

シフト初日、すぐに気が付いた。社員の頭が、おかしい。勘違いではなく、間違いなくおかしい。事務所に入る際は大口を開けてはち切れんばかりの大声で「失礼します!!」と言わなければ「声が小さい!」と注意される。なぜホール以外で声を張らないといかんのだ。参ったな、陰キャには辛い。

休憩所に入る時は靴をピッタリ揃える。揃えていない人は、やはり注意されていた。どこぞの軍隊に誤って入隊してしまったようだ。

主任の女性(40~50歳)が一番怖かった。般若面が基本形。少しだけ小綺麗な扇風機おばさんだと思った。アルバイターは前のお店と比べると覇気のない顔をしていた。

◆東日本大震災

軍隊つれぇな~早く辞めてぇな~と悩みながら春休みに突入。

ホール巡回をしていた昼下がり。突然小型の船に乗せられたかのように足元がグラついた。

東日本大震災だった。

パチンコ台に挟まれた通路の真ん中で立ち止まり上を見る。パチンコ玉が流れていく鉄のレールが頭上に張り巡らされていて、それがグワングワン揺れていた。あれ落ちてきたら痛そうだなぁ。

とりあえずホールで打っていたお客さん達を外へ誘導する。一人だけ、動かないおじいちゃんが居た。ボーナスタイム真っ最中だ。

「お客様!逃げてくださぁぁい!」

おじいちゃんに向かって大声を上げる。

ハンドルを握りしめながらおじいちゃんは叫ぶ。

「保証とかあんの~!?」

「えっ… 無いかも、しれません!が!命がだいじだとおもいます!」

語彙力も説得力も皆無な大学生が捻りだした言葉だった。

おじいちゃんはボーナスタイムをほっぽり出して逃げてくれた。あぁ、パチンコメーカーは台の裏にボーナス一時停止ボタンでもつけておいてくれればいいのに。なんて思いながら自分も最後に外へ出た。

外で数分間様子を見て、すぐに何事もなかったかのように営業が再開された。おじいちゃんは残っていたボーナスタイム分、損してしまったに違いない。ゴメン。

再びホールを巡回していると父が様子を見に来た。自宅から徒歩1分だからね。

「何にも起きてないのねー!」
「何もねぇぞー!」

とだけ会話を交わし、父は帰っていった。

都心部では帰宅難民者だらけになっているとはつゆ知らず、ホールをぐるぐるしていた。

結局その後すぐに「大学を中退して就職することになりました」とウソをついて辞めた。軍隊マヂ無理。

大学卒業後、その店舗はただのマンションになっていた。

あばよ~軍隊~~!!

いや長いね。一旦切ります。

後編はまた気が向いた時に書きます。

コメント

  1. […] こちらの続き […]

  2. […] 今までの記事で色々と書いてきたのだけど、実家は昔からその日暮らしで貯蓄がほぼ0だった。そんな状態で父が働けなくなったら、そりゃあ当然生活費がまるっと不足するわけで、自分 […]

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